小さい侍の夢物語 (実話)

小さい侍。本名は奥田光。東京学芸大学3年。大学に入るまでは音楽に触れておらず、バイオリンの音なんて蚊の鳴くような音だと思い込んでいた。今は音楽大好き。ど素人がプロになれたら少しおもしろくないですか

大学(19歳)から音楽を始めた初心者が

なんかすごいバイオリニストになってゆく(ゆきたい)姿を現在進行形で伝えるブログ

実話で

バイオリンを始めたきっかけと僕とディジュリドゥ

今回は僕の過去、バイオリンを始めることになったきっかけを書いていきます。

前情報として、僕はサッカーを小2から高3までやっていました。

 

バイオリンを始めることになった運命の1日

僕「いて(ボキッ)あれ、今なんか・・・」

審判「ピッ(ホイッスル)、君、大丈夫か?」

僕「あ、全然大丈夫です、続きやりましょう。(あ、肩が上がらない)」

審判「肩らへんがなんか変な形になってるけど」

僕「本当ですか、あ本当だ、、、これはものすごく、痛い?・・・ぁ痛い・・・!ぐはぁっ!いてええええ!!!」

応援席「救急車ああ!」

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「やばい!遅刻だ!」

その日は高校最後の引退試合であった。

場所は安田学園高校のグラウンドにて、安田学園とのリーグ戦。

結構大事な試合だったが遅刻魔で有名だった小さい侍はやはりこの日も遅刻をしていた。

言い訳をすると道に迷ったりなんたりした。あと寝坊もした。

 

安田学園につくと皆はユニホームに着替え終わっていて、そろそろ試合が始まるといった雰囲気、、、

よし、ぎり間に合ったぞ。

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試合開始

準備運動はやれるだけやった、まあいけるだろう!

と思ってたらなんとまあ強い強い。安田学園、つよい。

実は安田学園ってスポーツで有名なんです。

もう攻めるのなんのって、猛攻がね、すごい

 

遅刻でがんダッシュしてきたから体力が削られていまして、持久力が売りの元左サイドハーフ小さい侍は全然機能していませんでした。

 

そして先制点ー!!!をすぐ取られ一気になえぽよイレブンの皆さん!

「まあ勝てるわけないっしょ」

小さい侍、同点ゴールを決める

そんな勝てなさそうな雰囲気の中、ほんと偶然なんですが点を取りました!

フリーキックからのこぼれ球を同点ゴール!!

立ってたらそこにボールが来たので頑張って蹴ったら入ったんです!

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なぜか僕は褒められずにフリーキックを蹴ったやつが「ナイスキック!」とかめっちゃ言われていたな________

調子に乗って、右鎖骨を骨折

ここからが運命の瞬間です。

これがなかったらおそらくバイオリンを弾くことにはならなかっただろうできごと。

 

点を取った後、僕は調子に乗っちゃったんですね。

あ、これはいけるなと、

相手のディフェンスをドリブルで抜こうとしかけてしまったんです。たいして足も速くないのにやってしまったんです。

 

 

そしたら全然関係ない奴が後ろから押してきて、気づいたら肩から地面にダイブをしていました。

今でも覚えてますあの一連の記憶。

 

あー肩の感覚がないなー

動かせないな、でも痛くないしなー

あれ?肩がスーパー熱くなってきたぞ

・・・・・・まった

めっちゃ痛いやないか!

 

これで救急車で運ばれました。運ばれてる間も少しの揺れで響いてくそ痛かったです。。。

 

「右鎖骨複雑骨折」

 

運が悪かったのは、その日が土曜で急だったので手術もできないし、次の日が日曜、その次の日も祝日だったのでなんと折れたまま3日間生活しました。

痛くて寝れないし、起きたら痛いしで過酷な3日間でした。。。学校にも行ってちゃんと授業受けたし、友達には鎖骨固定器具を馬鹿にされました

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ちょうどその時の写真ですね。よくもまあ折った状態で学校行ってましたよ。

全然関係ないけどなつかしいなー!高校!

奥にうつってるのは新井君だなー!元気かな~

 

そうして僕のサッカー時代は幕を閉じました。

ちなみにあの後の試合は点取り合戦となり5対6?ぐらいで勝ったそうです。

 

バイオリンの音との出会い

 

どうやら複雑にやってしまったらしく、手術が必要となりました。

鎖骨骨折は地味に痛いから気をつけた方がいいですよ皆さん!

折れてる最中は息吸う回数×1回のペースで痛みが走ります。要するに少しでも動くと痛い。

鎖骨の手術といっても、中に金属板を入れて一年間放置するだけなのですが、

これ、感覚がなくなるんですよ。鎖骨触っても何も感じない。ただ、メスを入れた皮膚の傷口は痛い。けど鎖骨全体は何も感じ取れない、、、

といったいかにも不思議な体験が一年間できます。

 

その感覚を取り戻すために、リハビリがあるんですけども、

そこでやっとバイオリンの音に出会いました。

 

リハビリ室でジブリのバイオリン曲を聴いた、その日から毎日YouTubeでバイオリンの動画を漁る日々

当時受験生だったのですが、勉強、よりもバイオリン、けど勉強。といった日々を送りました。

びっくりです。その時までバイオリンの音は蚊の鳴くような決して美しくない音だと思っていたのにまさかこんなに美しいとは、こんなに魅力的だとは。

おかげで(単なる学力不足で)浪人をしたのですが浪人中もバイオリンの動画を漁っていました。

そんなこんなでバイオリンが好きになってしまったわけです。

小さい侍が誕生する前のお話でした。

浪人時代のお話はまた今度しましょう、一つだけ言えることとして

浪人は最高です。

 

エレキバイオリンとループマシンを使った1人多重奏

これは大学入って間もない頃、まだサークルでバイオリンをしてない頃にYouTubeで海外の人がやってるの見つけて


すごいストリートパフォーマンス!!

はまりました。

こんなことができるのかと。一人でこんなものが作れるんだったらやりたいなー、と思ったのが今の僕の演奏形態のきっかけです。

 

 

きっかけはチャンス、熱中しそうなものならなおさらだと思います!

僕の場合は本当に偶然だったのですが、そんな偶然もないわけではないとわかります。

結局なんでも良いのかな。もしリハビリ室で聞いた音楽がバイオリンではなくディジュリドゥだったらディジュりたくなっていたのかもしれません。

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熱中できちゃうものならもはや何でもいい気がします。

個人的には「できちゃう」っていうのに重きを置きたいところ。

やる、練習する、ではなくてずっとできてしまう(=楽しいから苦というものを覚えない)。

やって何かを得たい、以前に、そうすること自体が楽しいものがあるはず。

そんな毎日はきっと幸せですよね。