物語(実話)、始まる
2017年、始動
平成29年元旦。2017年1月1日、早朝
小さい侍は家に帰っていた。東京の墨田区である。
「……………眠い」
大晦日にサークルの先輩命令『ひまだな?』で先輩宅に呼ばれ、先輩と先輩と先輩と知らない先輩とで過ごした。
小さい侍は風邪をひいていたのでせきとか大変だったが頑張ってなんとかした。
……たのしい年越しであった
家に帰ると寿司と栗きんとんがなくなっていた。あるのはかまぼこだけだった。
こたつに母が一人で寝ていて、明かりをつけたらびくっとしたので、消した…
こたつに入り、ほっと一息する。
今日は前々から始めようと思っていたブログをやろう。あと大晦日にできなかった机の上の整理をしよう。年賀はがき書かなきゃ。あ、大学講義の課題あったんだった。それからバイオリンを弾こう。。。
「さあて、少しだけ寝_______ 」
気づいたら空は暗くなっていた。やってしまったようだ。
隣にいた母のかわりに猫のたけしがいた。
………こたつで丸くなりやがってお前…もともとおなか丸いくせにさらに丸くなってお前、えぇ?こらたけしこらぁ・・・・・・まあるい・・・!まるいよほら!ほおらたけし!!まるいねぇ!!!
と、おなかをもみもみしたらどっかいってしまったので自分もこたつからでて水を飲んだ
それからバイオリンを手にとった。
これが後の「日本のなんかすごいバイオリニスト」となる(予定の)、小さい侍である。
小さい侍………大学(19歳)からバイオリンを始める。その2年後、一人多重奏(ループマシンを使ってどんどん音を重ねていく一人オーケストラ)で路上ライブを行うようになる。その時からプロになりたいと思ってしまう。
たけし………普段は甘えん坊だが、こちらからの甘えには応じない。小さい侍が中学生の時に拾ってきた最愛の猫。